ガバナンス

発言(Voice)と退出(Exit)を通じた企業統治

2020/04/28

文責:岩田 聖徳  投資先企業の経営に不満を有する株主は、2つの手段を通じて経営陣に規律を与えることができる。第1に、彼らはエンゲージメント等を通じ直接経営陣に改善を要求できる。第2に、彼らは株式を売却し株価に影響を与え …

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社外取締役が機能するには

2020/04/28

文責:今仁 裕輔    近年のコーポレートガバナンス改革の特徴として、個別企業の事情を考慮した上で各企業にコーポレートガバナンス体制を選択させる「コンプライ・オア・エクスプレイン」が採用されていることが多い。この制度の背 …

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機能する取締役会改革・失敗する取締役会改革

2020/04/28

文責:今仁 裕輔  1992年に英国における取締役改革としてCadbury Reportが策定されて以降、現在までに多くの国で取締役改革が行われてきた。取締役改革の細部は国ごとに異なるが、1)取締役会の独立性の向上、2) …

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株主提案権制度の功罪

2020/04/28

文責:岩田 聖徳  米国のSEC規則14a-8は、一定の要件を満たす株主に対し、株主総会決議事項に関する当該株主の提案を会社の委任状勧誘資料に記載するよう求める権利を認めている(以下、株主提案権とする)。しかし近年、企業 …

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信用金庫のガバナンス構造とはどのようなものか?

2019/01/24

文責:山田佳美  日本では預貸業務を主な業務とする金融仲介機関には銀行の他に協同組織金融機関が存在し、その一つが信用金庫である。信用金庫は会員の相互扶助を目的とした非営利の法人である。一定の条件を満たす個人 …

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障害者雇用の推進-米国と日本の違いについて

2019/01/24

文責:今仁裕輔  CSR活動への関心が高まるにつれて、企業の障害者雇用への取組にもより注目が集まっている。障害者雇用は企業の自発的な活動といった側面もあるが、一方で障害者の雇用機会均等化観点から、多くの国で …

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取締役会によるモニタリングは企業価値向上をもたらすか?

2019/01/24

文責:今仁裕輔  取締役会には様々な役割が期待されるが、代表的なものとしてモニタリング機能とアドバイス機能が挙げられる。モニタリング機能とは、取締役会が株主の代理人として、株主価値の毀損につながるような経営者の裁量的行動 …

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企業のCSR活動の効果 ーCSR活動は偽善的行為か?ー

2019/01/24

文責:野口翔右  近年、企業が収益だけでなく社会的責任(CSR: corporate social responsibility)も問われる場面が増えてきている。実際にEU圏ではCSR活動に関するレポートの提出が企業に義 …

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CSRは企業にどのような影響をもたらすのか?

2019/01/24

文責:安田行宏  近年、CSR(Corporate Social Responsibility)活動への関心が特に高まっている。環境保全への世界的な関心の高まりや、機関投資家のCSR活動への評価の高まりなどを背景に、株主 …

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